天井クロスの剥がれ・浮き、湿気だけが原因とは限りません
天井クロスの継ぎ目が少し開いただけなら、接着の劣化を直す部分補修で整うことがあります。ところが、茶色いしみ、膨れ、下地の柔らかさを伴う場合は、結露や漏水が続いている可能性があります。表面を貼り戻す前に、剥がれの範囲と水分の経路を分けて確認します。
継ぎ目だけか、面で浮いているかを見る

クロスの継ぎ目や壁際だけが数センチ開き、周囲にしみや変色がなければ、端部の接着が弱っていることがあります。一方、中央が袋状に膨らむ、広い面が波打つ場合は、下地側の湿気や接着不良まで考えます。
浮きを押して戻しても再び膨らむなら、上から接着剤を足すだけでは安定しません。範囲が分かるよう、照明を横から当てて凹凸を撮ります。
しみ・臭い・柔らかさがあれば水分を疑う

茶色や黄色の輪、かび臭さ、クロスの変色、押したときの柔らかさがある場合は、屋根、上階の水回り、配管、結露などの影響を確認します。雨の後だけ広がるか、浴室やキッチンの使用後に変化するかも手がかりです。
漏水中の天井を強く押すと下地が崩れたり、水が落ちたりすることがあります。膨れが急に大きくなった、照明器具の近くが濡れている場合は触れず、電気の安全も含めて早めに点検します。
乾いた下地なら接着補修か部分張り替えを選ぶ

下地が乾いて健全で、剥がれが端部だけなら貼り戻しや継ぎ目補修を検討できます。クロス自体が縮んで隙間が広い、表面が破れている、同じ場所が何度も剥がれる場合は、部分張り替えの方が仕上がりを合わせやすいことがあります。
既存クロスは日焼けや汚れで色が変わっているため、新しい材料との境目が見えることもあります。照明の位置や天井面の広さを見て、部分補修と面全体の張り替えを比べます。
下地が傷んでいれば原因を止めてから直す

石膏ボードが柔らかい、たわむ、表面紙が剥がれている場合は、傷んだ下地を残したままクロスを貼れません。漏水や結露の原因を止め、乾燥状態を確認してから下地と表面を復旧します。
天井全体、剥がれの近景、しみ、照明や窓、水回りとの位置関係を撮り、天井クロス補修の相談へ送ると、現地で調べる範囲を整理しやすくなります。
まとめ
天井クロスの剥がれは、乾いた継ぎ目だけなら接着補修で整うことがあります。しみ、膨れ、臭い、下地の柔らかさがある場合は、漏水や結露の原因を止めてから下地を直す順序が必要です。押して確認せず、範囲と位置関係を写真に残し、部分補修か張り替えかを判断しましょう。
